甲状腺の病気は、あまり知られていません。
甲状腺腫やバセドウ病、橋本病など、甲状腺の病気の兆候、や症状など、甲状腺の病気の診断に役立ててください。


◎ 甲状腺の病気の症状と治療 

■甲状腺の病気は、あまり知られていません。甲状腺腫やバセドウ病、橋本病など、甲状腺の病気の兆候、や症状など、甲状腺の病気の診断に役立ててください。

■女性の体の病気。症状は様々ですよね。各症状の詳細は姉妹サイトをご覧ください。
 ・更年期障害の症状と治療 更年期チェック
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甲状腺機能亢進症とは、甲状腺ホルモンが多く分泌されるために、いろいろな異常が出てしまう病気です。
甲状腺機能亢進症の代表的な病気はバセドウ病(バセドウ氏病)です。

甲状腺機能亢進症は、甲状腺から甲状腺ホルモンが多く分泌されすぎるために、全身の細胞の新陳代謝が異常に高まってしまう病気です。

通常、甲状腺ホルモンの量は脳下垂体という脳の一部から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)という別のホルモンの量で調節されます。それによって、甲状腺ホルモンが適度な量になるようにコントロールされているわけです。
つまり、甲状腺のホルモンが不足と判断されれば、甲状腺刺激ホルモンが血液にたくさん運ばれます。これがTSHの増加と言われ、その甲状腺刺激ホルモンが甲状腺に達し、「甲状腺ホルモンをさらに多く製造しなさい」と甲状腺に指令を出します。
 
しかし、ここで何らかの原因により多く分泌しなさいという指令が実は偽の指令になると、甲状腺から過剰なホルモンが製造され続けることになります。

この偽の指令の働きをするものが甲状腺受容抗体(TBILTRAb)という病的なタンパクなのです。
甲状腺機能低下症の症状はいろいろありますが、病気自体の進行がとても緩やかなため、老化現象や女性の場合、更年期障害と思い、病気と気がつかない人が多いようです。


甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症の全身症状は
  • 元気がなくなる

  • 疲れやすい

  • 脱力感に見舞われる

  • 寒がりになる

  • 体重の増加

  • 食欲の低下

  • 便秘


などがあげられます。
Q:橋本病で甲状腺機能性状状態での妊娠について

現在海外に在住で妊娠7週目を迎えています。
数年前に橋本病と診断され、甲状腺機能正常のため、年に一度定期的に血液検査を
受けています。

このたび、妊娠・出産することになり、再度橋本病について調べました。

質問したいことがあるのですが、今年の三月の血液検査では正常値だったのですが
妊娠中も定期的(1ケ月から3ケ月後など)に血液検査をして、正常値であるかどうか
確認したほうがよいのでしょうか?

それとも特に症状がないかぎりは普通に過ごしていてもよいのでしょうか?

甲状腺機能正常な場合の妊娠について情報がなく、心配です。

アドバイスをいただけると大変助かります。

*コメントにてご相談いただいた内容を個人情報がわからないように
文章を変えて掲載しています。

千葉県報徳千葉診療所には甲状腺専門医による甲状腺外来を開設しています。

ご自分やご家族により甲状腺の異常に気づかれた患者さん、
あるいは健康診断やほかの医療機関でびまん性甲状腺腫や結節性甲状腺腫を指摘され
報徳千葉診療所に紹介された患者さんを、甲状腺専門医が診療しております。

甲状腺腫の原因を診断するため、触診・血液検査・甲状腺エコー検査・穿刺吸引細胞診などを行います。
そして、患者さん毎に甲状腺機能異常の有無、また、結節性甲状腺腫の良性結節・悪性結節の鑑別を行います。
このような甲状腺専門医の精密検査による診断を元に、患者さん一人一人の病態を丁寧にご説明し、適切な治療方法や経過観察方法を患者さんと相談して決めていきます。
甲状腺外来で治療可能な大部分の甲状腺機能異常症(バセドウ病や橋本病など)については、引き続いて薬などによる治療を行っています。
投与開始後2ヶ月は原則として2週に1回定期的に血液検査を行う必要があります。
一方、甲状腺外来のみでは治療の完結しない疾患(甲状腺癌など)については、信頼の置ける甲状腺専門外科などにご紹介いたしております。

甲状腺癌の中で最も多いといわれているのが、甲状腺乳頭がんです。

甲状腺乳頭がんの原因は不明で、甲状腺にできる痛みのないしこりです。

乳頭という名前ではあるものの、胸にある乳腺とは全く関係はありません。

この癌の細胞を顕微鏡で観察すると、癌細胞が「乳頭」に似た形をつくっているため、
この名前がつけられています。
この乳頭癌には、以下のような特徴があります。

・発育はゆっくり
・あらゆる癌の中ではおとなしい
・頚部やリンパ節への転移が多い
・肺や骨への転移は少ない
・進行すると、声を出す神経(反回神経)や気管に浸潤することがある

直径一センチ以下の場合、病院にもよりますが、すぐには手術は行われず、何カ月かごとに
検査を継続していき、大きくなっていくようであれば甲状腺の半分程度を手術にて切除します。
甲状腺癌を予防するためにいくつか事柄をあげてみました。

自律神経の働きを正常にする

自律神経は人間の生活をつかさどるとても大切なものです。
早寝早起きをして、不摂生な生活をしている方はあらためましょう。
とくに早寝早起きは自律神経を正しく働かせるための基本となるものです。
甲状腺癌予防にも自律神経はとても重要です。

自律神経が正常であれば、交感神経がうまく機能し、全身の血行がよくなります。
甲状腺癌特有の冷え性も自律神経を正常に働かせれば、なくなり、予防にもつながります。
遺伝によるもの

甲状腺がんだけではなく、さまざまな病気の原因の中には「遺伝」があります。

親近者の中で内分泌に2つ以上、癌にかかったことがある人がいる場合には、甲状腺がんになってしまう確立が高くなる、と言われています。

甲状腺がんのような髄様性の癌は、遺伝体質の家計が関係する場合が多いようです。

甲状腺がんは喉に現れる症状と、全身に現れる症状とがあります。

喉に現れる症状

・首周りが太くなる
甲状腺がんの初期段階においては、このような変化はあまり見られませんが、症状が進行してゆくと明らかな変化が現れます。


・嗄声(させい)が起こる
嗄声とは、かすれたような声のことをいいます。
甲状腺がんが進行すると、首のまわりにできた悪性の腫瘍によって、喉にある声帯(のどちんこ)の運動が害されることから起こるものです。


・嚥下(えんげ)障害が起こる
食道が甲状腺がんにより、圧迫され、食事が喉をうまく通らない嚥下障害を起こします。
嚥下障害がひどくなると、食道に入るべき食べ物が肺などに入り、肺炎を起こしてしまうことがあります。


・呼吸困難や血痰
気管が腫瘍によって圧迫されるため、深刻な場合には呼吸困難を起こすケースがあります。
また、喉の炎症によって血が混ざった血痰などが出たりすることもあります。
甲状腺がんんい、初期症状はほとんど無いと言われています。

ということは自覚症状も特に現れないわけで、見つかりづらい、ということです。

喉の違和感を感じ、精密検査を受けた時に偶然発見される、ということがありますが
喉の違和感を感じるとき、ほとんどの方は「風邪気味かな」と思う程度か、気になっても
風邪ということで内科を受診してしまうため、見つかりづらいようです。

甲状腺がんが進行してくるといろいろな症状が出てきます。
まずは体調不良があげられます。が、普通の風邪のように、倦怠感、熱っぽい、めまいを起こす人もいるようです。

この時点では、甲状腺がんを疑う人はほとんどいないでしょう。
しかし、この段階を迎えても、思い違いで癌を見逃してしまう危険性があります。
甲状腺がんとは、甲状腺に悪性腫瘍ができてしまったものです。

甲状腺がんは悪性腫瘍全体の1%と言われていますが、頭頚部がんの中では比較的多い、と言われている病気でもあります。

甲状腺がんは、進行速度が遅く、不調などから気が付き受診しても予後は良好と言われています。

しかし甲状腺がんの中でもさまざまな種類の癌があるため、その癌の種類によっては、余命わずかな場合もあります。